Netflix話題作「九条の大罪」企画、弁護士の起源とは?
人はいつから「法の代理人」を必要としたのか?
現代では当たり前の存在である「弁護士」。
しかし、この職業はいつ、どのようにして生まれたのでしょうか?
その起源をたどると、人類の“争い”と“ルール”の歴史が見えてきます。
■起源は古代ローマにあった
弁護士の原型は、
古代ローマにあります。
ローマでは市民同士の争いが頻繁に起こり、
裁判の場で自分の主張を述べる必要がありました。
しかし――
誰もが上手く話せるわけではない
そこで登場したのが、
弁論の専門家(アドヴォカトゥス)
これが弁護士の始まりです。
■ 最初は「無料の名誉職」だった
現代の弁護士は報酬を得る職業ですが、
ローマ時代は違いました。
弁護は「友情」や「義務」で行うもの
つまり、
• お金を取るのは禁止
• 名誉や社会的評価が報酬
という文化でした。
有名な弁論家である
キケロも、
こうした環境で活躍しました。
■ 中世ヨーロッパで“職業化”が進む
時代が進み、中世になると状況は変わります。
• 法律が複雑化
• 教会法・世俗法が分離
• 専門知識が必要に
ここで弁護士は
「専門職」として確立
さらに大学で法学が教えられるようになり、
資格・教育が必要な職業へと進化します。
■ 近代国家で制度として完成
近代に入ると、弁護士は国家制度の中に組み込まれます。
• フランス → 国家資格化
• イギリス → バリスター制度
• 日本 → 明治期に導入
日本では、
司法制度改革の中で
弁護士制度が整えられました。
ここで初めて
「誰もが法の助けを受けられる社会」
が実現します。
■なぜ弁護士は必要なのか?
弁護士の本質はシンプルです。
「弱い立場の人でも公平に戦えるようにする存在」
もし弁護士がいなければ、
• 知識がある人だけが勝つ
• 権力者が有利になる
という社会になります。
つまり弁護士とは、
法の平等を支える装置
とも言えるのです。
■結論:弁護士は「文明の進化そのもの」
弁護士の歴史をまとめると
• 古代ローマ → 弁論家として誕生
• 中世 → 専門職化
• 近代 → 制度化
そして現在は
社会の公平性を守る存在へとなっています。

